腎臓の働きと透析療法について
腎臓はそらまめの形をした、握りこぶし大、重さ150グラムほどの小さな臓器です。 ちょうどおへその高さで、おなかの奥の背中側にはりついており、背骨をはさんで左右に1つずつ存在します。
その主な働きは、
- 1.体内でできた老廃物を体外に排泄する
- 2.体内の水分と塩分(電解質)を一定に保ち、血液を弱アルカリ性に保つ
- 3.赤血球をつくるホルモンを分泌するほかに、血圧やカルシウムの調節、ホルモンを制御したり、不要になったインスリンを分解するといった働きもあります。
腎臓病を発症すると、こうした腎臓の働きが次第に低下して、体内の老廃物や、余分な水分を排泄できなくなり、体に尿毒素がたまって、いろいろな症状が現われてきます。そこで、腎臓の働きを補うために、透析療法が必要になるのです。
体外で人工腎臓(ダイアライザー)を使って血液中にたまった老廃物を取り除き、水や電解質のバランスを整え、きれいになった血液をふたたび体内に戻すことをいいます。透析に要する時間は、1回4時間、週3回が基本になります。
透析室の特徴
1.最新透析機器の導入
日機装社製の最新透析装置を導入し、患者様に安全で・安心して透析治療を受けていただける環境となっております。
2.広々ゆったりした透析室
大きな窓から光が差し込み、明るく開放的な空間で、ベッド間のスペースも広く、ゆったりとリラックスした環境の中での血液治療を受けていただけます。ベット数22床。
3.プライバシーに配慮した対応
透析室は、一般外来患者様とは別の入り口を設け新館から出入りして頂きます。一般患者様と接することなく、感染予防に加えてプライバシーにも配慮しております。
4.充実した設備を完備
患者さんに心地よく治療していただけるために、液晶テレビ(HDMI端子付き)が個別に完備され快適な透析治療が受けられます。また、更衣室・ロッカー・待合室も完備しております。
5.入院透析完備
広々とした病室で入院をしながら透析を受けて頂ける体制も整えておりますので、万一体調を崩された場合や通院が難しくなった場合も、継続して治療を受けて頂けます。
6.安心の看護体制
医師、看護師、臨床工学技士で構成された経験豊かなスタッフが透析室で安心、安全、快適に透析が受けられるよう患者様に最適な透析治療を提供します。
7.送迎での負担軽減
透析治療は通院するだけでも大変ですので、ご希望の透析患者様には、ご自宅から当院施設までの無料通院送迎も行っております。
8.グループ病院にて夜間透析も行っています
近隣のグループ病院・吉田病院でも人工透析を行っております。また、吉田クリニックでは夜間透析も行っております。
詳しくは、ホームページをご覧ください。
- 吉田病院 http://www.yoshida-hp.net/
- 吉田クリニック http://yoshida-hdc.jp/